ジャニーズ事務所の会見

あともう少しでこの世から「ジャニーズ」が無くなるのだと思うと淋しいです。

お前はいつから事務所ファンになったんだよ、っていう。TOKIOのファンになった頃、約20年前は「TOKIOは好きだけど他のグループはお茶の間程度にしか興味なし」だったのに、先輩後輩関係の楽しさに気づいてからは「まあ、ちょっとだけなら気になるけど、別にCD買ったりとはしないし」とか一体誰へのツンデレなのか分からない感じになってて、気が付いたらジャニーズ事務所自体気になる存在になってました。

 

2018年に元メンバーが性犯罪を起こした後も、TOKIOを先輩として慕ってくれる後輩さんたち、ほぼ同期として接してくれる仲間たち、見守ってくれる先輩方の様子を見て、ああいい事務所だなとしみじみ感じました。

 

芸能として悪い面もあったんでしょうが、そんなのどこの世界にもあることで。いちファン、いち視聴者の自分からしたらトンチキ事務所として面白かったし、個性の強い事務所で楽しかったです。

そうそう、ジャニーさんのものまねはタレントさんがよくやってましたがメリーさんのものまねやってたのは松岡さんぐらいなものだったんじゃないかな。だから怖い人なんだろうけど愛はある人なんだろうと思っていました。

 

本日の会見。まずはジュリーさんの手紙から。内容は、自分みたいなライトファンでさえ知っているような感じで、叔父ジャニーさんや母メリーさんとの関係性が薄かったことなどが書かれていました。

他の記事と合わせてみて思うに、メリーさんは何でもかんでも否定するわけじゃなくて、デビューまもないTOKIOが反抗したときも頭ごなしに怒らなかったし、フォーリーブスの再結成も許可を出していることから、他人の意見を全く聴かないワケじゃないけど、もう少し深い仕事の内容というか、母娘だからこそジュリーさんへの当たりがきつかったのかなと感じました。だって孫には会いたいんですものね。

 

ジャニーズ事務所は10月17日をもって「SMILE-UP.」に変更。これはスマイルアッププロジェクトから来ているものですね。名前も、とりあえず変更するためという感じなのと、補償のための会社だからすごく拘っているわけではない雰囲気を感じました。

 

ここで説明がわかりにくかったですが、多分、補償が終わるまでSMILE-UP.が在る訳ではなくて「廃業させる。そのあとも補償対応はやる」みたいですね。

 

そしてタレントたちは、新会社を設立するのでそこに所属(特にデビューしていないジュニアとか)もしくはエージェント契約。ジュニアに関しては井ノ原さんが引き続き育成に関わると。

ジャニーズアイランド会社自体が無くなって、井ノ原さんは新会社の副社長になる。でもタレント業は続けるとのこと。

岡田さんは退所(ジャニーズ自体が無くなるので退所という言い方も不思議ですが。井ノ原さんとは事前に話したみたいで「でもどこにいても変わらないよねー(メンバーとしての関係性が)」みたいな話したそうです)。

 

TOKIOは元々子会社として㈱TOKIOがありましたが代表取締役はジュリーさんでした。

9月30日付けで、茂さんが新しい代表取締役に就任しました。

おめでとうございます、そしてお疲れ様です。

この時点では完全に旧ジャニと離れるのか、タレント業としても㈱TOKIOでやるのかそこは今後はっきりするのかもしれません。後者ならめちゃくちゃ大変だと思うので体調に気をつけて欲しいなと思います。

 

 

今回、事務所が出した結論で納得いかないことは、被害者の証言だけで4年も前に亡くなった人の罪を勝手に認めてしまったこと。私刑になってしまったことです。

証拠があるとすれば、井ノ原さんが話していた「触れてはいけない空気があった」「怖いところだった」という話からして、事務所内で異質な空気があったから性犯罪があったとしてもおかしくないかもしれないという、現場のタレントだからこその肌感覚、それこそが「被害の証拠」なのかもしれません。

 

まあ、まずジャニーさんが同性愛者だったことも確定していないし、肛門性交する側じゃなくてされる側という噂の方が多かったから(所謂「ネコ」)そこも個人的には疑問点。

何よりも被害者だったら、相手に罪を認めて謝ってもらいたいはずですが、20年前の裁判ではセクハラ認定を事実上されたのに、ジャニーさんから謝罪も賠償ももらわないで、被害者たちが身を引いたことが一番の疑問です(この裁判のこと覚えています。何でかっていうとTOKIOのファンになった頃で、確かサイゾーあたりは取り上げてた気がする)。

男性被害者でも、わいせつまたは強制わいせつで刑事裁判で訴えることができたのに(強姦罪は無理だけど)。証拠は無くても、当時のジャニーさんなら強く否定しないだろうし、謝らせることまでは出来たと思うのに、それをしなかったの今でも謎です。

 

 

でも事務所は認め、解体を決めた。もうこの謎が解かれることはないでしょう。

 

合宿所は、ずっと泊まっている人もいれば、ちょっと遊びにくるだけとか仕事の関係で臨時に使うだけの人もいました。当時の原宿の合宿所、そして六本木の合宿所。両方に関わったことのある茂さん。茂さんの過去話の中では合宿所にジャニーさんがいた話や、いないけど居場所確認で電話をかけてきた話(茂さんと中居さんが二人で住んでた頃)。

ただ茂さんの場合はジュニア達が雑魚寝していた部屋にいたのかはちょっとよくわからない。何故なら、彼は勝手に部屋に荷物を少しずつ増やして合宿所に居ついていたし、太一さんも部屋を勝手に取ってたみたいなので、早い段階で自分の部屋を持っていたっぽいんですよね。

茂さんが事務所に入った頃には少年隊は既にデビューしていたし、後に東山さんは一人暮らししてTOKIOメンバーを居候させてくれてましたが。

 

茂さんも井ノ原さんたちが言うような「怖い空気」を感じたことがあるんでしょうか。茂さんは何か見たのか。でも彼のことだから墓場まで持っていくんだろうと思います。

 

新会社もTOKIOも今後どうなるかわからないけど、ここまで来たら応援していこうかと思うし、頑張って欲しいと思っています。