葬送のフリーレン

以前、アニメの数話を見たものの、その後観ていなかった葬送のフリーレン。FODで観れることを知って最近観ています。

最初は、亡き勇者ヒンメルの足跡を想い出と共に歩んでいく物語なのかと思ったら、魔王を倒して80年も経つと、当時封印した魔物が復活していたりと、なるほどずっと平和な世の中というわけでもないんだなという設定で、魔法や魔物に対する考え方も、この作品ならではで、魔物=悪というのが今時珍しい。そのブレなささがいいなと思いました。

大抵は一人くらいは心を通わせる、という展開がありそうなのに、魔物は言葉で人をたぶらかすというイギリスの民話みたいな設定なのが面白い。

一般の人間、僧侶(教会の人)、エルフ、ドワーフ族、魔物、それぞれの種族の年齢や生き方などの設定や、魔法(ふつうの魔法と民間魔法の違いはよく分からないけど)や呪いの設定が細かく提示されていて、理論的な戦いになっているのが面白いです。その場の勢いでどうとかじゃなくて、こういう考え方があるから、この魔法とあの魔法ではこっちが勝ちますよっていう。