雑誌「SLIDER」を買いました。
ファンと言っても様々で、TOKIOのファンであっても推しメンバーは色々だから、例えばTOKIOファンだからって茂さんにすごい興味があるわけじゃないとか、そういうのはあると思います。
でもこのSLIDERでの長瀬さんのコラムは”TOKIOファン”にお勧めだと思いました。
連載自体はこれが最終回で、次回は別雑誌で連載が始まるとのことです。
インタビューではなくコラムなので、長瀬さんのコメントだけが１ページぎっしり書かれています。
スケーターのこと、バンドのこと、ファンのこと、音楽のこと、アイドルバンドのこと、そしてこれからのTOKIOのこと。
TOKIOの音楽については、このコラム読んで色々すっきりしました。いつかは分からないけど、これからがあるんだってわかったので。
ファンについて書かれていたのがちょっと意外でした。ちゃんとファンのこと考えてくれているんだなぁって。
印象に残ったのは「ボーカル」と「シンガー」の違いですね。
私は色んなバンドの活動を観ていて、ソロでやることに別に拘りがないから、長瀬さんもまたソロやったっていいじゃんと思っていたんです。
言いたいことがあれば雑誌でどうこう言うんじゃなくて音楽で表現すればいいじゃない。お仲間にはミュージシャンいっぱいいるみたいだし。
勿論、長瀬さんが「バンドが好き」ってことは色々な媒体で言ってましたけど、このコラムではっきりとそれを言っていて、この人はバンドのボーカルをやりたいんだとひしひし感じました。またそれがプライドっていうか誇りっていうか、そういうものなんだなって。
そして本格的ロックバンドを目指すとかではなくて「アイドルバンド」にも誇りを持っているんだと感じました。
アイドルバンドならではの、続けることの難しさ。
そして楽曲への愛情。
別の雑誌のGOETHEではギターを弾きやすい、手すりのない椅子を探している長瀬さんの姿がありました。令和に変わる瞬間では、ギターを分解して修理していた長瀬さん。
他のメンバーがどうかはわからないですけど（松岡さんは後輩に曲書いたり、茂さんは多分MUSIC DAYの坂崎茂に出るかも？、太一さんは番組内で楽器に触れる機会があって）、TOKIOの音楽の今後について、何か兆しが見えた気がします。
あと、このコラムの構成自体が素敵だと思いました。
TOKIOファンだからってのもあるけど。それぞれの話の繋がりがとても自然。
歌詞の言葉は割と平易なものが多くて、それは魅力でもあるけどもう少し硬い言葉使ってもいいんじゃない？と思うんですが、その歌詞のイメージとは違って、コラムでは言葉の種類も豊富で表現も平易じゃなくて、「40歳」相応の大人の男がそこに居ました。
（って、普段彼のコラムを定期で読んでるファンには当たり前のことなんでしょうけど）
