映画、2回目のミッドウェイ

映画「ミッドウェイ」2回目観てきました。

 

日米両方の視点と、アメリカ最高!だけではない映画という意味では「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」の2つの作品が最高だとは思いますが、一つの作品の中でアメリカも日本のことも描かれているミッドウェイは珍しい気がします。

普通なら、日本の船を沈めたらそれでおしまいなのに、この作品では日本の船の火災の様子、最後の始末まできちんと描かれていて、洋画と日本映画を交互に観ている感覚になります。

 

以下、色々支離滅裂な感想をだらだらと。

 

 

で、これキッカケで、久々に太平洋戦争とその後のことを調べてみたくなって、「ハクソー・リッジ」を観てみましたが、良いんだけどやっぱり最後は「アメリカが苦労の上敵を破りました」って感じだし、まあこの映画は衛生兵の活躍がメインだから仕方ないんだけど。でもそういえば沖縄戦のこと全然詳しく知らなかったなと思って、YOUTUBEで戦時中の様子を時系列で詳しく紹介してくれてる動画があって、最近はそれを観ています。

一旦ハマったらなかなか抜けれないのでしばらくこんな感じかも。

 

沖縄戦は、本土上陸の足止めとか、既にぼろぼろだった日本軍が一方的にやられたとか、民間人が大勢巻き込まれたとか、そんなイメージだったんですが。

よくよく振り返ってみたら、東京都と同じくらいの面積の土地で(周辺島のことも合わせて)、3月26日から6月23日まで組織的戦闘が行われていて(一部の兵士は終戦後も数ヶ月島の各所に立てこもっていた)「3ヶ月も耐えてたってどういうこと?」と単純な疑問が。

相手方の圧倒的な物資、お金、技術。

それに対して負けるも同然、っていうのがこの大戦のイメージですが、にしても開戦半年のミッドウェイで大敗したのにそっから約3年も戦っていて、父親たちの~では豊かなアメリカに見えるけど軍事費は足りていないという状況が描かれていて。

もう、単に、戦争は悲劇とかそういうことじゃなくて、先人たちがどういう戦いをして頑張ってきたのか、負の側面も合わせて。

それも知っていきたいです。

 

あとは、空襲や現地で民間人が殺されてることについて、相手側は何考えているんだろうと思いますが、なんとなくだけど、相手が民間人か軍人かなんて些細過ぎてそんなこと考えないんだろうなと思いました。

敵国は敵国。赤ん坊であっても、敵国の人間には変わりないから戦闘対象になる。

 

昨日は「プラトーン」を観ていました。ベトナム戦争に実際に参戦した監督が撮った映画。

このベトナム戦争アメリカの戦闘機の多くは沖縄から飛んでいます。そして、北ベトナム側のゲリラ兵士の教育には、太平洋戦争で敗残兵となった日本兵が学校を建てるなどして関わっているらしい。でも中露が入ってきて、多くの日本兵は帰国させられたけど、残った人たちもいる。

何とも複雑です。

太平洋戦争は一応1945年の8月15日に終わったけども、欧米が再び植民地化しようとインドネシアベトナムなどを狙い、そこで独立戦争が起きたこととか。まだ植民地を目指していたことに驚く。人は自分の土地だけで満足出来ないんだろな、と特に今の中国を見ていて思います。ウイグル人について。ナチスユダヤ人にしたことと同じようなことが現在進行形でされていて、当時よりも情報網は発達していて世界中の人がこのことを知っている。でも自分は何も出来ないのが虚しいです。

今の日本はアメリカの言いなりって揶揄されることもあるけど、完全に植民地化されなかったのは奇跡かもしれないなと思うことがあります。