そういえば洋画の中で好きなのは羊たちの沈黙以外にあったと昨夜ふと思い出し、そしたら観たくなってGAOの有料レンタルに手を出しました。
プラダを着た悪魔、という映画です。
自分が服に少し興味を持つキッカケになった映画。
多分、自分はちゃんと仕事をしている人たちの映画が好きなんですね。
砂の器も。みんな地道に目の前のことをこつこつと。そういうのが好き。
プラダを着た悪魔は、主人公が成長していく過程で、仲間とのすれ違いはあるけども、同僚たちは基本的には優しいし、叱咤激励してくれるし、同僚の夢を自分が取ってしまっても恨まれないし、主人公がどんどん出世しても嫌がらせがない。実際の世界ではあるのかもしれないですが、この映画ではそういうノイズが全くないのですごく見やすい。
ミランダも、急に辞めた秘書なのに、恨むこともなく、次の仕事のために一言添えてあげるとか、主人公以外の人たちがとにかく優しい。
主人公は天性の才能があるんでしょうが、失敗も成功も周りのせいにしてしまって、自分の決断がない。本当は自分が決断しているのにそれを認めようとしない。
唯一、ミランダの傍を離れたことが主人公が自分の足で歩き始めたシーンだったと思います。
たとえ雑務でもしっかりこなす。
人の悪口を言わない。
上司は部下の能力をちゃんと褒める。
ファッションに興味あろうが無かろうが、礼節を重んじること、TPOが大事。
自分が興味ない仕事も敬う姿勢を。
大切なことが沢山詰まっている映画だと思います。